一流とは何か
イチローが9年連続200本安打達成。前人未踏の大記録として、ニュースで騒がれ、皆様も感動と驚きを隠せなかったことと思います。
今までにも多くの番組でイチローのすばらしさ、考え方が特集され、真の一流選手として取り上げられています。
では、「一流」とは、誰も達成できなかったことを達成したことをもって「一流」といっているのでしょうか?
辞書では、「その分野で一等の人、第一級」とありました。
マリナーズにいた、佐々木選手が言っていた言葉で、「イチローは、シーズン中は、どんな時も基礎トレーニングから同じことを続けている。
試合が終わった後は、明日の試合のための準備のために同じ行動をしている」と言っています。
また、記者会見のとき、フラッシュから目を守るためになるべく帽子を深くかぶっていたり、目薬を常にさしていたりしています。
一つ一つは、誰でも出来る簡単なことなのですが、それを行い続けていることに、イチローのすごさがあるということを教えられました。
比叡山の大阿闍梨様で「千日回修行」を2度達成されたすごい方(1200年の歴史で3人しかいないらしい)が言っていた言葉で、「一日一生」・「一期一会」という有名な言葉に通ずるが「この瞬間は二度とない」ということ。
今日は、二度とない。
毎日新しい自分になる。
悪いことは引きずらずに切り捨て、同じ間違いはしないように修正する。
明日元気にやるために、一生懸命生きる。
一つのことを一所懸命やり続けると、ものになって、何年も繰り返せばもっとすごくなる。
いつかそれが積み重なり、自分の「一つの流れ」となり、更に続けることにより、ある時からその流れに、自分の力以上の特別な才能が生まれるのだそうです。
自然に流れるまで毎日訓練を繰り返すことが修行だと言っています。
「一流」とは、普通のこと地道に続けること、一つ一つは些細で、誰にでも出来ることでも大きな視点で捉えて、毎日続けることこそ、目に見えない力が宿るのだそうです。
毎日が「修行」なんですね。
常に「3日坊主」の私は、大反省です。