二代目にビビリが多いわけ

経営者の二代目にビビリが多いわけ

政治の世界では、世襲が問題視されており、決着がつかず、持越しとなっています。

 

今や、2代目・3代目の議員が政治家の占める割合が大変多く、安部元総理、福田前総理、麻生総理含め、総理としてのリーダーシップの問題を含めて風当たりが強くなってきています。

 

さすがに、小渕優子議員が地盤を引き継ぐときには、「それはないだろう」なんて思ったりもしました。(応援している人には申し訳ありません)

 

さて、何が問題かというと地盤を引き継ぐことでやる気のある新人が政治の世界に出てきづらい、政治資金の継承において無税であるなどのお金の問題、能力がなくても政治家としてやっていける人気商売的な要素など多くの問題があるようです。

 

しかし、子供のときから政治の世界を見続けて、政治家になるべくして夢をもった2代目や3代目、4代目がいることも否めないのも事実です。

 

今回、政治の話をしたいわけでなく、ビジネスの世界でも同じような世襲が当たり前のように行われていることから、事業継承という問題が多くの企業の問題となっているのです。

 

2代目や3代目の方とお会いしたときに、「夢はなんですか?」とか「この会社をどのようにしたいと考えていますか?」といような質問をよくするのですが、その答えでまず一番多いのが「父がここまで事業を大きくしたことに感謝、尊敬をしています。

 

だから、まずは維持していくことが第一と考えています」というような答えなのです。

 

思わず「それがあなたの目標なんですか?」と怒鳴ったこともあります。

 

本来ならば、企業は、永遠に収益を上げ続ける宿命があり、同時に事業を伸ばし続ける義務があるものです。引き継いだ財産を基盤にそこから先、どれだけ大きく出来るかが2代目に問われる問題なのです。

 

しかし、「維持」が目標であれば既に達成されているものを目標としているわけだから、大きくしようという気持ちが薄いと言わざる負えません。

 

つまり、「事業を大きくする=投資が発生する=リスクが存在する=もしかしたら失敗するかも知れない」 という公式が頭をよぎって、「怖い」という感情がブレーキをかけていくのではないかと考えています。

 

例えば、「一億円を自分で稼いだ人」と「一億円が宝くじで当った人」がいたとして、2人ともあっという間に一億円を失ったとしたら・・・

 

前者は、一億円を稼ぐ方法を知っているので「また、一から稼げばいいや」と考えるでしょう。

 

しかし、後者は、一億円を稼ぐためにまた宝くじを買うでしょう。

 

当然当る可能性が低いですから、途方に暮れてしまうのです。

 

ですから、失う前に大事にしようと考えてしまうのです。

 

「資産や財産を大きくする喜び」よりも「失う怖さ」が潜在意識を占めてしまっている状態が2代目、3代目に見られる傾向なのです。

 

初代の方と2代目の方の違いは、これだけではありませんが、2代目をしっかり育てるためには、数年から10年程度かけて事業継承する計画が必要ではないかと考えています。

 

また、提案として、「社内ベンチャー」としてビジネスを社内で起こさせて、そのビジネスをどれだけ大きく出来るかという試練を与えることで、初代と同じような「心意気」を学び、そして事業を大きく、永遠に繁栄させるための厳しさを学ぶことが出来るのではないかと思います。

 

 

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